11/22: 野田と申します ① / 柘植文
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野田ともうします。
は~、さようでございますか~…となにげなくページをめくり。
つぎの瞬間、あごがはずれました。
なんとゆーんでしょーね。
なんとゆーんでしょう。
こうやって生きていけたら…!! と思わずこぶしをにぎってしまうほど、
熱い羨望を感じましたよ。
埼玉にある「東京平成大学」に通うメガネ女子、野田さん。
趣味は読書、専攻はロシア文学、所属するサークルは手影絵サークル、
愛用の服は地味なトレーナーとジーンズ……
と、地味を絵にかいたような女子、野田さん。
でもでも、だけど~。
彼女は、そんな印象からは計り知れない、ハイパー女子大生だったのです…。
なにせ野田さん、人の目を一切気にしない。
ファッションも趣味も、好奇心にあふれた突飛な行動も、誰の目も気にしません。
力強く「わが道」を邁進する、いまどき珍しい女子なのです。
老人ホームの慰問会では手影絵でゴーリキーの戯曲を演じ、
合コンでは石波元防衛大臣のモノマネをし、
下着ドロボーに「レ・ミゼラブル」を語り、まわしを締めて女相撲に参加する。
人間ポンプで金魚を飲んだかと思うと、
イタリア人とチャットしたり、ひとりでクラブに出かけたり、ミスコンに応募したり。
不思議な行動の数々は、まったく読めません。
少し前だったら「KY」と呼ばれるような、空気が読めない女子でしょう。
彼女の行動が読めずにあわてる周囲を尻目に、飄々とわが道をゆくのです。
そうはいっても、野田さんも、大学に入学したばかりのひとりの女の子。
自分が人と異なるキャラだってことは、百も承知。
じつは、同年代の若者の生態がまったく見当がつかない自分に、
少し淋しさを感じてます。
「人は、ひとりでは生きていけない…」という切実な思いを胸に、
積極的に人の和に入っていくのです。
それが周囲には、まーなんつーか、ありがためーわくとゆーか、なんつーか…。
ひじょーにビミョーなのです。
でも、こーゆー人がまわりにいたら、絶対楽しい!!
うん、きっと、たぶん…。
著者の柘植文さんは、以前、「ノンストップおヨメ道」を読んだことがありました。
はじめは、おヨメさんになるのを目指した純粋な修行の予定のようだったけれど、
編集者のフナバさんとともに、どーにもこーにもヘンな方向に盛り上がってしまう…
という不思議な脱力系漫画。
大好きでした!!
飄々としたトボケっぷりが持ち味の、異色の漫画家さんですね。
で、期待して本書も読んだのですが……期待以上でした!!
ギャグも秀逸、キャラもぶっ飛んでる。
ありきたりの日常が、不思議に愉快に見えてくる。
あなたもぜひ、野田ワールドに浸ってみませんか???
← 笑えます。異色の花嫁修業。
← こちらも柘植さん。飄々と旅してます。








